給与の高い職場の特徴

介護職は給与が安いというイメージを持たれがちですが、介護職の中でも給与の高い職場とそうでない職場に分かれています。介護業界に就職や転職をする場合は、給与の高い職場の特徴は押さえておくべきでしょう。わかりやすい特徴が所在地です。基本的に都心に近ければ近いほど給与が高くなります。全国の介護事業所の平均給与を都道府県別に比べると、最も高いのが東京都、次いで山梨、神奈川となります。しかし都心に近いと物価や家賃も高くなるので、支出と収入のバランスは考えるべきでしょう。

手当の多さも給与のバロメーターになります。介護職員の給料は基本給と手当で構成されていますが、介護職員の基本給は利用者からの介護保険料から出ているので低くなりがちです。そのため、手当でカバーしなければなりません。そうなると、手当の多さや獲得の容易さが給与に直結してきます。手当についても注意しておくべきでしょう。

また、介護職員が給与を上げるにあたって、長い期間働くことは重要なポイントとなります。というのも、介護職員には長い期間働くだけで自動的に給与が上がる制度が複数あるからです。ベテラン職員によって、長く働ける職場であることが証明されていると安心です。

施設の規模の大きさも重要です。全てに当てはまるわけではありませんが、規模の大きな介護施設は給与が多い傾向にあります。少なくとも、金銭面はしっかりと管理されており、サービス残業などのブラックな働き方が厳しく規制されているところが多いです。